♯05 猫たちは モノの値段を知らない。大好きなものは そこにある何でもないモノ。『猫と段ボール箱』

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ペットショップに行くと、猫が喜びそうなおもちゃがふんだんにある。オシャレなタワーもいろいろある。もちろん、ないよりあったら、そのうち使い出す。

最初は、飼い主の「ほら〜 いいでしょ〜 遊びなさい」
という思いなどまったく届かずに、無視を続ける。
そして「もぉ〜 全然遊んでくれない、高かったのに〜」
と裏切られ気分に包まれてしまう。
それはそうで、猫にとっては高い安いは関係ないし、人にはわからないけれど、慣れ親しんだ匂いじゃない。そのうち、家の匂いや 自分の匂いを少しずつまぶして、ようやく近づいてやろうかなとなる。
さて、今回は、一番安くついて(タダ!)
猫たちが大好きな段ボール箱のお話。
猫と暮らしていると、おもしろいほど見るのが、広げた新聞、広告、包装紙の上に「ここ、私の場所」とばかりに居座る姿です。
そして、大きい小さいは関係なく、箱があると入ります。
こんなん欲しかった〜 と言わんばかりに。
そう考えると、紙を敷いた箱は大好きなはず。
だから、猫と暮らす皆さん。
家に何かが箱で届いたら、すぐに処分しないでそこに置いておいて下さい。
〝ただ置くだけ〟でいいんです。猫たちにとっては 何よりの遊び場ですから、

家が散らかると考えないで、家を作ってあげようと。
そして、大きな段ボール箱の中に、また別の箱を挟み込んだり、他の箱を切って畳んでトンネル状にしてあげます。
そのうち汚れて来るけれど、猫たちの匂いが染み付いて、そこは 自分たちのお城になります。

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text by 東野ひろあき

higashino放送作家として BS日テレ『わんニャン倶楽部』をはじめ、数々のテレビ・ラジオ番組を企画構成。キムラ緑子&大谷亮介によるジャズデュオをはじめとする多くの音楽ライブをプロデュースしたり、舞台脚本・落語芝居・コント執筆など、多方面に活動中。特に、猫マニアとして、日本だけではなく海外までも〝猫旅〟に出かける自称-ネコタビスタである